代表取締役@木田です。
残暑もようやく和らいでくる季節となりましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
さて、9月1日は「防災の日」、各地で防災の行事やイベントが開催されました。それに先立ち内閣府は先月29日、東海、東南海、南海地震などが同時に発生するマグニチュード9クラスの「南海トラフ巨大地震」について、想定被害を公表しました。
死者数は全国で最大32万3000人、そのうち津波による死者は全体の7割の23万人に達すると伝えられ、その中でも我が宮崎県の被害は九州最大規模で、死者数は最大4万2000人、そのうち津波による死者は3万9000人に上ると発表されました。
宮崎県だけの死者数でも、東日本大震災の死者・行方不明者約1万9000人の2倍を超すこともあり、とてもショッキングな数字ではありましたが、早期の避難や対策の徹底で8割は減らせる可能性があるそうです。
国が強調する「正しく恐れる」という言葉はまさしくその通りだと思いますが、そのためには、情報を受け取る我々住民側も防災知識を身につけ、地震や津波に備える必要があります。「防災の日」が、皆さんにとって少しでも「正しく恐れる」という意識を持つきっかけになることを心から願っています。
ところで…、政府は「南海トラフ巨大地震」対策を強化する特別措置法の取りまとめを急ぎ、来年の通常国会提出を目指しているとのこと、本気でやる気はあるのでしょうか?